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トヨタ・レクサスの新型SUVを比較! おすすめ人気ランキング【2017年度版】

time 2019/01/10

今の自動車市場ではSUVが大きな人気を集めていますが、トヨタのラインナップではSUVが全部で6車種(FJクルーザー、C-HR、ハイラックス、ハリアー、ランドクルーザー、ランドクルーザープラド)、トヨタのプレミアムブランドであるレクサスでは3車種(LX、RX、NX)と豊富に用意されています。

日産はジューク、エクストレイルの2車種、ホンダはヴェゼルの1車種しかありませんので、トヨタとレクサスのSUVがいかに豊富かがよくわかります。

そこで今回はトヨタ、レクサスのSUVの中から、2017年におすすめの人気5車種をピックアップしてランキングにまとめて様々な角度から比較してみたいと思います。

【トヨタ・レクサスのおすすめSUV・第5位】レクサスNX

トヨタ・レクサスのおすすめSUV、第5位はレクサスNXです。

レクサスのSUVにはNX、RX、LXの3車種がありますが、その中でNXは最もお求めやすい価格帯であり、ボディサイズも最もコンパクトになっています。

ボディサイズについてはこの後ご紹介するトヨタハリアーと同じプラットフォームを使っていますが、ハリアーよりもレクサスの方がボディサイズが小さいです。

レクサスのプレミアム感を気軽に味わうにはおすすめの1台といえ、「初めてのレクサス」にもピッタリでしょう。

NXがデビューしたのは2014年7月ですが、2017年9月に初めてのマイナーチェンジを受けました。

最も大きな変更点は外観で、RX、LXと共通性のあるスピンドルグリルを採用、フロントパンパ―の位置を下げ、低くグッと構えているような精悍な外観になっています。

また衝突回避支援パッケージの「Lexus Safety System +」(Toyota Safety Sense Pに相当)が全グレードに標準装備となりました。

さらにガソリン仕様のNX200tの車名がNX300に変わりました。搭載されるエンジンは直4 2.0Lターボ、という点は同じですが「2リッターエンジンを搭載しているのに車名は300」「ターボが搭載されているのにtはつかない」という点に注意が必要です。

【トヨタ・レクサスのおすすめSUV・第4位】トヨタランドクルーザープラド

トヨタ・レクサスのおすすめSUV、第4位はトヨタランドクルーザープラドです。

トヨタのランドクルーザーといえば車にあまり詳しくない方でもその名前だけは知っている、というほど有名な車で、「キング・オブ・SUV」の名に相応しい車格と本格的な悪路走破性を備えています。

ランドクルーザープラドはそのランドクルーザーの派生車種で、ランドクルーザーに比べるとややライトデューティー寄りで価格的にも多少お求めやすくなっています。

ライトデューティー寄りといっても欧州ではこの車が「ランドクルーザー」として販売されていますし、2012年と2013年のダカールラリーでは本家ランドクルーザーを差し置いて市販車部門で優勝するなど、その悪路走破性は折り紙つきです。

ランドクルーザーとランドクルーザープラドを比べるとあらゆる点でランドクルーザーが上回るのは事実ですが、価格帯が約473万円~約683万円と高価な点、ボディサイズも全幅が1,980mmと大柄で日本の道路事情を考えると取り回しが厳しい点などを考えるとおすすめ度はあまり高くありません。

悪路走破性もランドクルーザーの方が上ですが、SUVオーナーの多くが車に求めるであろう性能を考えるとオーバースペックだと思います。

となると各所にランドクルーザー譲りの質感や性能を持ちつつも、価格面で有利なランドクルーザープラドの方がより多くの方におすすめしやすいです。

なお現行型の4代目ランドクルーザープラドが発売されたのは2009年ですが、2017年9月に2度目のマイナーチェンジを受けています。

外観はボンネットの形状やリヤのコンビネーションランプの形状が多少変わった程度ですが、ヘッドランプが全車LED化されたり、Toyota Safety Sense Pやドライブスタートコントロールが全車標準装備になったりと、時代に合わせた変化をしていますので、これから買われる方も安心です。

【トヨタ・レクサスのおすすめSUV・第3位】トヨタハリアー

トヨタ・レクサスのおすすめSUV、第3位はトヨタハリアーです。

現行型の3代目ハリアーは2013年に発売されましたが、2017年6月にマイナーチェンジを受けました。

Toyota Safety Sense Pが全車標準装備になった上、直4 2.0Lターボ(ガソリン)がラインナップに追加されました。

これでガソリン仕様の直4 2.0L NA、直4 2.0Lターボ、ハイブリッド仕様の直4 2.5L+モーターとエンジンの選択肢が3つになったわけです。

ハリアーは先にご紹介したNXとプラットフォームを共有しており、ガソリン仕様のターボ車とハイブリッド仕様は搭載するエンジンも同じです。NXにガソリン仕様のNAはありません。

NXとハリアーを比較した場合、ハリアーのお買い得度が際立っています。

例えばNXのガソリン仕様の2WDは440万円~506万円ですが、ハリアー(ターボ)は約338万円~約405万円となっています。

ハイブリッド仕様のAWDはNXが530万円~596万円、ハリアー(4WDのみ)が約377万円~約460万円です。

グレード構成や装備などが違うので単純比較はできませんが、同じプラットフォーム、同じエンジンで100万円以上の価格差があります。

NXの方が装備は充実していますし、内装の質感も上です。何よりも「レクサス」というプレミアム感があります。

上がNXの内装、下がハリアーの内装ですが、ステアリング1つ、インパネのライン1つをとってもNXの方が高級感を感じるのがわかるはずです。

しかしプラットフォームやエンジンが同じで100万円以上の価格差、というのを考えると、「ハリアーで十分」という方は多いと思われます。

【トヨタ・レクサスのおすすめSUV・第2位】レクサスRX

トヨタ・レクサスのおすすめSUV、第2位はレクサスRXです。

RXはレクサスのSUVラインナップでは先ほどご紹介したNXよりは上、最上位のLXよりは下、という中間クラス的な位置付けとなります。

といってもこれはあくまでもレクサスの中では、という話しで、国産SUV全体の中では価格、質感ともに確実に最上位クラスです。

RXは直4 2.0Lターボエンジンを搭載するガソリン仕様(RX200t)と、V6 3.5L+モーターを搭載するハイブリッド仕様(RX450h)がラインナップされますが、ガソリン仕様に搭載されるエンジンはNXと同じです。ハリアーのガソリン仕様のターボ車とも同じです。

価格帯はガソリン仕様が495万円~621万円、ハイブリッド仕様が約603万円~約742万円となっています。

ちなみにNXのガソリン仕様は440万円~532万円、ハイブリッド仕様は504万円~596万円です。

お買い得度を考えるとガソリン仕様は多少見劣りがします。下位車種であるNXやハリアーターボとエンジンが同じだからです。

一方ハイブリッド仕様はハリアーやNXよりも大きい3.5Lですし、直4よりも滑らかに回るV6です。おすすめはハイブリッド仕様になります。

レクサスのSUVを買う際に多くの方が「NXかRXか」という点で悩むと思いますが、予算が許すならRXを選ぶべきです。NXとの価格差は十分に埋まるだけの装備差があるからです。

例えば安全装備1つとっても、NXは「レーンディパーチャーアラート」に過ぎませんが、RXにはその進化版である「レーンキーピングアシスト」がつきます。両者の差はレーダークルーズコントロール作動時にもステアリング操作のアシストがあるかどうか、になります。

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【トヨタ・レクサスのおすすめSUV・第1位】トヨタC-HR

トヨタ・レクサスのおすすめSUV、第1位はトヨタC-HRです。

2017年のSUV市場はこのC-HRを抜きには語れない、というほどバカ売れした車になります。

C-HRがデビューしたのは2016年12月のことでしたが、今やプリウス、アクアと並んでトヨタの屋台骨を支えるドル箱車種です。

それまでコンパクトSUVのカテゴリではホンダヴェゼルが絶対王者として君臨していましたが、その座をあっさりと奪ってしまいました。

人気の秘密は「スタイリッシュであること」「コンパクトであること」「ハイブリッドであること」などが挙げられると思います。コンパクトなハイブリッドというのは今の自動車市場の売れ筋なので、そこに元々人気のSUVというカテゴリを掛け合わせれば人気になるのはある意味当たり前です。

ヴェゼルに比べてC-HRが優れているのはハンドリングと燃費です。

まずハンドリングですが、そもそもC-HRは欧州市場を強く意識しているためハンドリングが非常に練り込まれて作られています。

一般的に国産車と欧州車のハンドリングを比較した場合、コシのあるしなやかさという点で欧州車が1枚上手だったりするものですが、C-HRは欧州車に勝るとも劣らない足回りを手にしています。

乗り心地を重視する方にとってはやや硬さを感じるかもしれませんが、SUVであっても運転する愉しみを味わいたい、という方にはピッタリな味付けだと思います。

これはリヤサスに高級車やスポーツカーに用いられるダブルウィッシュボーン式を採用していることが大きいですし(ヴェゼルはマクファーソン式)、F1などのモータースポーツにもパーツを供給しているドイツ・ザックス社製のダンパーを搭載しているのも奏功していると思われます。

次に燃費ですが、ヴェゼルもC-HRもガソリン仕様とハイブリッド仕様があります。そしてヴェゼルのハイブリッド仕様の最高燃費が27.0km/Lなのに対してC-HRは30.2km/Lです。

しかもヴェゼルはグレードによっては27.0km/L以下の燃費のものもありますが、C-HRは全てのグレードで30.2km/Lです。

ということで、今のトヨタ・レクサスのSUVラインナップの中で最もおすすめ度が高いのはこのC-HRになります。

トヨタ・レクサスの新型SUVを比較! おすすめ人気ランキングのまとめ

以上、トヨタ・レクサスの新型SUVの中からおすすめの5車種をピックアップしてランキング形式でご紹介しました。

トヨタはさすがに世界有数の自動車メーカーなだけあって、SUVのラインナップが豊富です。そのため基本的には予算や好みに合わせたSUVを選ぶことが可能になっています。

また、トヨタにあって他のメーカーにないのは「リセールバリューの高さ」、つまり下取り価格の高さです。

トヨタ車は中古車市場でも人気が高いため、次に乗り換える時に今乗っている車を高く買い取ってもらえる、というメリットがあります。

そういう意味でも「迷ったらトヨタ」という考え方はある意味正解でしょう。